全身性強皮症の早期診断【わかりやすい】膠原病のはなし

全身性強皮症の早期診断

自らの免疫力がコラーゲンの成分を間違って攻撃することで起こる膠原病は、様々な初期症状が見られます。膠原病にはいろいろな種類があり、総して「膠原病」と呼びますが、共通する初期症状には、微熱や倦怠感、関節痛などがあります。その他にもいろいろな症状がありますが、その一つに全身性強皮症があります。

指に出る初期症状

レイノー症状

冷たいものに触れた時にサッと指が白くなる症状のことです。
白から紫、時に赤に変化していくことがあります。

手のむくみ感

手のむくみや、最近指輪が入りにくくなったなどと感じられる方もいらっしゃると思います。

朝の手のこわばり

先ほどのレイノー症状に加えて、手のひらが赤く見える「潮紅」や手指が厚ぼったく触れる。
このように、第二関節の指のシワが厚く見えるなどいろんな所見が出てきます。

爪に見られる初期症状

爪上皮の出血点、これは非常に重要な所見で、後ほどもう少し詳しく説明します。
指尖部虫喰状瘢痕は、指の腹側に虫に食われたような小さな凹みが見られることがあります。
毛細血管拡張も指や顔に見られることがあります。

爪上皮出血点(NFB)です。
爪の甘皮のところに、黒い点が見られるのが分かるかと思います。
内側には拡張した毛細血管のループも見られます。

これらの所見が3本以上の指に見られた際には、膠原病が疑われる大事な初見です。

皮膚筋炎の早期診断

皮膚筋炎の典型的な皮疹です。
目の上が赤くなる、ヘリオトロープ疹、手の甲や指の関節の背面にゴットロンサイン、背中に「鞭打ち様紅斑」首のところにVネックサイン、
爪の周りが赤くなる爪囲紅斑が見られます。