アルコール依存症と痴呆

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アルコール性痴呆

アルコール依存症の患者は、脳萎縮痴呆など心身に多くの疾患を抱える危険性が非常に高いのが特徴です。

そして他の精神疾患がアルコール依存症を誘発する事が分かっています。

アルコール自体が痴呆の原因となりうるのかは今のところはっきりとはわかっていないのが現状ですが、アルコール摂取が背景になっていると見られる痴呆が確かに存在します。

画像検査では、脳室系の拡大と大脳皮質の萎縮が見られます。

小脳変性症

歩行など運動機能をつかさどる小脳がアルコールの影響で変性する事で発症します。
歩行障害など下肢の失調が起き、体が思うように動かず、転びやすくなったりします。
老人の場合は、これによって骨折などの怪我をする危険性が非常に高くなります。

アルコール性多発神経炎

アルコール性多発神経炎は末梢神経炎とも言われ、アルコールが原因の栄養障害(ビタミンB群とニコチン酸の欠乏)により発症します。

四肢の異常感覚や痛み、感覚鈍麻や疼痛、手足の筋肉の脱力、転びやすい、走りにくいなどの症状が多く見られます。

コルサコフ症候群に合併すれば、「アルコール性多発神経炎性精神病」と呼ばれます。

脳萎縮が進むと

健康な人でも加齢によって脳が萎縮する事は避けられませんが、アルコールの過剰摂取によりその萎縮速度も加速してしまいます。
脳が萎縮を始めると、元には戻りません。痴呆が進み取り返しがつかなくなる場合があります。若年性の痴呆も考えられます。